ランパス神戸第9弾。昼に神戸に居ない生活が続いているので、訪問する店舗が夜もOKのお店になります
ついに、とても敷居の高かったあのお店の暖簾をくぐりました
かつて「三馬力」というラーメン屋さんがあり、家族がトンコツラーメンを食べに足繁く通っていたのですが
20年近く前に閉店、
その後居抜きでこちらのお店が入られたように記憶しています
前を通る度に
「おすすめ」のチャーハンが盛ってある丼の大きさがでかすぎることや
18年目にして、とうとう入店します
お客は私ひとり
ランパスをお願いします
店内は古くはなっていますが、椅子や床がベタベタしていません
手入れが行き届いているようです
暖簾…食べログの2010年の書き込みの写真では白かったですが、今は赤いものに変わっています
しかも暖簾の下を縫い直したようです
「ラーメン」という字がえらく下に来ています
多くの人がくぐったのでしょう
そのなかに、あのイチロー選手の姿もありました
直筆サイン入りの一番搾りのポスターと、ご主人と一緒に撮った写真が飾ってあります
壁のメニューはいろいろ充実しています
18年間、多くのサラリーマンなどの胃袋を満たしてきたお店ならではです
注文してから、ご主人は揚げ物の油に火をつけました
そして、包丁の音
野菜を切っていらっしゃるのでしょう
ゆっくりとした時間が流れます
少し油の臭いがしてきました
厚めの衣
しかし、油温がキッチリ上がってから揚げていらっしゃるので
表面はカリとしています
油が少し古い?と思った以外は気になりませんでした
で…ラーメン屋でこのことをほめるのは変ですが
付け合せの野菜が新鮮で、断面がスパっとしていました。
口に入れると瑞々しいキュウリ。レタス。
こういうジャンクな唐揚げと食べると好対象で、美味いです
以前他のランパスで(あまりにもひどかったので、記事はありません)
付け合せのレタスを切りおきしていて、色が変わってしまっているものを出されたことがありますが
そういう残念なことをしないでくれるところが、嬉しいです
この心がけを大切にされているから、お客さまが通い続けるのでしょう
私が帰る頃には、ひとり男性が入ってきて
あの巨大な丼のチャーシュー麺とチャーハンを頼んでいらっしゃいました
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マルタイ 棒ラーメン あっさりしょうゆ味 2食分[ケンコーコム マルタイ ラーメン]【あす楽対応】 |
↑これです
土曜の午後、家で新喜劇なんかがついてるTVをみながら食べた味
ノスタルジーそのままの味
スープの味も「昭和の味」
松本零士氏の作品に出てくるラーメンはきっとこの味
(男おいどん以外にも、銀河鉄道999にもラーメンのシーンが登場します)
ヒガシマルのうどんスープを彷彿とさせる味で、まろやかです
多分この時代の味のご多分に漏れず「アレ」が入ってます
しかし。
実は無化調や素材厳選という言葉のほうが奇を衒っている…?
そんな気すらしてきます
このお店が長くつづいているのは
18年もの間
「ラーメン」という言葉が表す見本のような味を続けていらっしゃったからなのかもしれません
また、調理の油もこまめに消したり、食材ロスが出ないようにお客が来てから切ったり…
無駄遣いしない心がけも大切なのだろうと思います
「昭和のラーメン」ならば、私は光明軒さんの方が好きではありますが
「懐かしいかんじのラーメンが食べたい」という方がいらっしゃればこちらにお連れしたいと思います
貴重な経験をしました
今の若い方には、作れないラーメンだと思います