ランパス神戸第8弾、銀。攤販街さんの今回のメニューは、本当に「当帰」です。
婦人科でよく使われる「当帰芍薬散」という漢方があり、服用したことがありますがそれと同じにおいと味です
食べに伺うとき、自分の体質と違うのではないか??と思いながら伺いましたが大丈夫でした
(当帰芍薬散は華奢な方に使う漢方で、自分はいまそうでもないので)
においからして当帰、口に入れても当帰芍薬散の味→なんだか甘ったるい後味がずーっと続きます
それ以外、ほとんど味がしません
鶏もほとんど味がしません
何の生薬が入っているのかご主人に訊いてみましたが、当帰以外は秘密だそうです
本に書いてあるとおり、当帰を含めて6種とのこと。
なんだろう。
漢方好きの薬剤師の血が騒ぎます。
ネットで調べてみました
台湾の當歸湯麺のインスタントラーメンの原材料の記事がみつかりました
当帰・枸杞(クコ)・こうぎ(紅耆)・川芎
対して、漢方の当帰芍薬散の構成生薬は…
当帰3-3.9、川芎3、芍薬4-16、茯苓4-5、白朮4-5(蒼朮も可)、沢瀉4-12
また、クックパッドで当帰を使った料理のレシピを調べると「棗(なつめ)」と一緒に使っているものもありました
生姜・八角のようなインパクトのある食材も入っていませんでした…?
クコの実も入っていませんでした(スープの出汁ガラのほうに入っていれば別ですが)
うーん
食べると身体が暑くなってきましたし、甘いので…棗も入っているかもしれません
(棗も身体をあたためます)
そういえば、私は仕事で漢方を扱ったり、患者として飲んだりしていますが
全部ミックスされた状態のものしか触ってないことを思い知ります
それぞれの生薬の単品の味を知らないのです
なのではっきりしたことは言えませんが
当帰・川芎・棗 あと… 何でしょう??
ランパスで貴重な経験ができました
ご興味のある方は、是非!