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垂水 驚愕!! 玉子焼の言葉の意味が解る店 蛸平 美味

所要で垂水へ
そんなにお腹は減っていないが何か食べたかった

そんなときに駅のちかくで「玉子焼 蛸平」という看板をみつけました

店構えと看板が強烈に気になる
かつ、14時過ぎだというのに店内には酒盛りをしている方々と
玉子焼を待っているであろうお兄さんが…

長年の経験で鍛えられてきた勘なのですが
店構えに重たさがあって、常連さんが居着いているお店は美味しい

女ひとりでも入れそうです

メニューに「玉子焼」がないのですが
鉄板が3組あり、隣のお兄さんの分をやいています
「私も玉子焼1人前ください」とつたえると
焼いているお姐さんが笑顔でうなずきました
いくらなのかいまひとつわかりませんが
そんなに高くはないでしょう。

次に大将が「タコのつけ汁」を
常温にするか、熱くするかきいてらっしゃいました
多分この作り方だと生地がめちゃくちゃ熱いので…
常温にしていただきました

お姐さんが、鉄板に丁寧に油を染み込ませたうえに
黄色い生地をかけてゆきます
…粉がほとんど入ってなくて、ほぼ卵液なのでは…
とおもう黄色さ

次に、お姐さんが菜箸を1本ずつ手に持ち
鉄板の上の火が通った部分をまとめあげていきます

お姐さんが使っていたのは、↑なやつの
穴が12個(3 x 4)のものでした 鉄板3枚なのはこちらと一緒

丸い凹みからはみ出た卵液 早く焼けて来ます
焦げないうちに玉子のくぼみの中に入れこんだり
焦げ付きが出ないように各穴をひっくり返したり

焼けるのに時間がかなりかかります
しかし、焼けている様子をみると
小麦粉がほとんど(全然、かもしれません)入ってない
卵液です
小麦粉が焼けていく感じではない
おそらく塩辛い味付けもしてあるので
非常に焦げやすいに違いない
それを焦がさず、根気よく整形していく
串いっぽんじゃとても無理、菜箸2本だからこそ為せる業

このお姐さん、職人です

お腹が空いてきたし、ちょっと時間が気になってもきたけれど
このお姐さんの成し遂げることを見届けたかった
そして、いただきたかった

できあがると、赤い板を持ってきて
玉子焼の鉄板を伏せて載せるようです

お姐さんが会心の笑みで焼けたのを渡してくださいました
「うおー!!美味そう!!」
思わずこちらも満面の笑みに

あとは…詳しく書きません
自分が食べたいと思っていた通りのものが食べられた
熱々の玉子。出汁の効いた冷や汁。時折、ミツバ。
玉子焼を次々器に投入しては、
玉子の部分をお箸で啜り上げました
ときおりタコも口にはいり
そういえばタコも大事な要素だったな、なんて思い出します
※お店のHPによると、「明石浦直送の真蛸」とのこと
こちらも玉子焼に華を添えるんですが
玉子が美味しすぎて…

ソースや一味?と試している暇がありませんでした

気づいたら全部飲んでた
飲み尽くした
生地の玉子の塩気と、出汁の鰹のきいた塩気、熱々の玉子と常温の出汁
全てはバランス


お店をでるときに、お姐さんに
いままで食べてきた玉子焼の中で一番美味しかった
ありがとうございます
と伝えてお店をでました

ごちそうさまでした!

この焼き方は、このお姐さんにしかできないだろうな…
素晴らしいお店に巡り会えました
…ちなみに1人前は550円(税込み)でした。
あれだけ手間をかけているのに…

蛸平明石焼き / 山陽垂水駅垂水駅東垂水駅

昼総合点★★★☆☆ 3.7

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