ランパス神戸第8弾でマンドリルカレーさんにお邪魔したときに、以前ランパスの「モロコシ三姉妹」さんだったところに
「チャイナ食堂九龍」という看板が出ているのが気になっていました
名前をきいたことありますし…
麻婆豆腐の定食がある…
ひょっとして
1.チャイナ食堂九龍さんは、以前江湖菜さんの向かい辺りにあった店?
2.ってことは「つねむら」さん系列??
実は、4年前くらいに「麺飯つねむら」さんにハマっていまして…
週1くらいで酸辣麺、たまに麻婆豆腐をいただいていました
そちらが閉店することになり、しばらくシャッターが閉まっていたあと
「麺屋てっぺん」さんができました
ブログに記録はありませんが、一度伺ったことがあります
店舗の内装は麺飯つねむらさんのままでした
以前調べたとき、チャイナ食堂九龍さんと住吉のチャイナダイニングつねむらさんは関係があったように記憶しています
で、今回しらべてみると
・チャイナダイニングつねむらさんは”RUFUFU”と改名
・”RUFUFU”さんと「麺屋てっぺん」さんと「チャイナ食堂九龍」さんは姉妹店(公式ホームページより)。
…私がよく食べに行った「麺飯つねむら」さんの味が何処かに残っているかもしれません!?!?
ランパス神戸第8弾の有効期間はあとすこしですが、7月15日に移転してきたばかりのこちらのお店にも大変興味があります
喰らうどんさんやマンドリルカレーさんに伺いたい気持ちを抑えて、チャイナ食堂九龍さんに伺いました
麻婆豆腐定食を頼みました
頼んでから鍋を振るってくださいます
豆腐は普通の木綿豆腐、
味見をしてから、味を直しているようです
雑に豆板醤を放り込んで終わらせているお店ではない印象をうけました
以前麻婆豆腐で「日本人向け」という感想を書いたことがありますが
こちらの方が作る麻婆豆腐は、
「中国料理で出てくる麻婆豆腐を、日本人向けにアレンジして」いらっしゃいます
丁寧に作ってらっしゃるのがわかります
きました
フロア担当の方から説明がありました
左上から右周りに麻婆豆腐、ザーサイ、砂ずりと冬瓜の煮物(煮物、だったと思います)
(ごはん 少なくしていただいています お粥も選択OK)、キノコと卵のスープ、ピータン豆腐
盛り付けが素晴らしい、美しいです
最近盛り付けがキレイなことより「美味ければそれでOK」的な料理が多かったので
これには感動しました
麻婆豆腐が辛い場合、味がわからなくなる可能性があるので
先に冬瓜から手をつけます
程よく火が通った冬瓜に鶏?ベースの味がついていて
さりげない味付けが嬉しい一品です
化学調味料を多用していないお味。
片栗の遣い方も良い。
ザーサイは…上品に仕上がってまして
ある意味ザーサイっぽくない…です
化学調味料ギトギト=ザーサイの先入観が出来上がってしまっている自分を反省しました
ピータンの豆腐は…色鮮やかです
茶色く透き通る白身の部分と、同心円に染まる黄身の部分と…
細かく刻まれたきゅうりと、カシューナッツ。
豆腐を彩ります。うまい。
絶品だったのがこのスープ
おそらく、丸鶏で出汁をとっています
いい歯触りを残したエリンギなどと、綺麗に泳ぐ溶き卵と…
その中に細く切られた丸鶏の一部(皮?)が入っていました
鶏ガラスープの素ではなく、鶏の出汁…
たいへんいいものをいただきました。
そして麻婆豆腐…
思っていたよりも、甘い。
甜麺醤で味をつけているようです
で、つねむらさん系列なら「麻辣」の味…しないの??と思っていた頃
花椒がガサっと出てきました…
このお店…調理しているときにかなり細やかに調味料を入れて調節していました
「化学調味料入り豆板醤」でごまかすお店が多い中
ごまかしのない味を追求されているのだと思います
化学調味料多用のレシピを作ってしまった方が味は安定すると思います
しかし、あえてそうしない姿勢を感じました
煮物(冬瓜)やスープなどは後で味を直しやすいですが
炒め物は火の通り加減でうまくいかないこともあると思います
これは自宅て料理をするときに痛感することです
ただ、この「化学調味料をなるべく使わない」という拘りに共感しました
化学調味料も油もあまり使わないとなると
「中国料理」っぽくないのですが
その路線で敢えて行こうとされるこのお店…
今後もちょくちょく通って、お味の勉強をしたいと思います
今回の「日本人向け」という言葉は、
心からの褒め言葉です
また伺います
ごちそうさまでした!
以前紹介しましたが、化学調味料の入っていない豆板醤もあります → こちら の最後の方に紹介してあるものです