阪堺電車に乗りたくなり、1日乗車券を買いました
で、何となく「このへんに美味しい蕎麦やがある」ときいたのを思い出し
伺うことにしました
お店の名前は「ちく満(ちくま)」というようです
宿院の電停の近くにあるとか…
Googleの地図の場所を見るとビルがあります
アレの裏かな
と思ってたら「真ん中の光っているところ」がちく満さんでした
この写真ではわかりづらいですが、ビルの駐車場?と思っていた所に
きちんと「ちく満」と書いてあるのです
静かな佇まい。。。
入っていくと。。。
入り口にお品書きが貼ってあります
これだけしかないのが潔い
座敷に通されます
靴箱と坐る位置を指定されます
座敷内にはメニューはないようなので、入り口で決めて入るべし
そば1斤をお願いします
運良くどなたもいらっしゃらないときに伺えました
趣のある座敷を眺めてぼんやり過ごします
水を出してくださったのですが、コップも風情があります
ああ、日本酒を頼むのだった
今改めて写真を見て後悔しきり
15分弱で…きました
おかみさんが運んできたのがこちら
徳利とお椀を置いてくださいました
卵を割ってつゆに入れてくださいとのこと
よし。
木箱の蓋をあけると…湯気があがる蕎麦が
惜しくも写真を撮り忘れました
角のない、クニャっとした蕎麦です
出汁と卵と…絡めると…
口の中には蕎麦の香りが拡がり…
醤油が強めのつゆと卵の味と渾然一体となります
蕎麦というよりは蕎麦ダンゴに近いような印象
口の中で柔らかく、幸せな食感
あっという間に1斤いただきました
おかわりも考えましたがなんとかガマン
おかみさんが「かまくら(そば湯)」を持ってきてくださいました
卵が入っているところに注ぐので、白濁します
…これが実に美味だった!!!
そば湯と醤油の風味とだしと卵のまろやかさが
複雑に織りなすハーモニー
つゆがガツン!とした味わいなので
少し配合を変えただけで味がかわっていく
思わずかまくらの中のそば湯をすべて飲んでしまいそうになりました
卵の味がほとんどしなくなるのですが
そうすると少し寂しいのです
卵と薬味だけ追加しようかと一瞬迷いました
そうしてまで、かまくらを味わいたかった
心ゆくまで味わってから、お店をあとにしました
木箱の蓋を開けたところの写真を撮り忘れたのを言い訳にして
近日中に再訪します
言い訳がなくても再訪します
美味しかった
ごちそうさまでした!